平成27年−労基法問1−A「労働条件の原則」

  • 2015.09.25 Friday
  • 05:00
今回は、平成27年−労基法問1−A「労働条件の原則」です。


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労働基準法は、労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要
を充たすべきものでなければならないとしている。


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「労働条件の原則」に関する問題です。


次の問題をみてください。


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【 19─選択 】

労働準法第1条第1項においては、「労働条件は、労働者( B )ための
必要を充たすべきものでなければならない。」と規定されている。


【 9−記述 】

労働基準法では、労働条件は、労働者が( A )生活を営むための必要を
充たすものでなければならないとされており、また、労働条件は、労働者と
使用者が( B )において決定すべきものであるとされている。


【 19─選択 】

労働基準法第2条第1項においては、「労働条件は、労働者と使用者が
( A )決定すべきものである。」と規定されている。


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労働基準法1条「労働条件の原則」と2条「労働条件の決定」に関する
問題です。
いずれにしても、基本中の基本の規定です。

出題された場合は、確実に正解しなければならないものといえます。

で、答えは、
【 27─1−A 】:正しい。
【 19─選択 】B:が人たるに値する生活を営む
【 9−記述 】A:人たるに値する
B:対等の立場
【 19─選択 】A:対等の立場において
です。

選択式に関しては、近頃の労働基準法は、判例や通達からの出題が大半ですが、
このような基本的な条文からの出題というのもありますので、油断せず、
条文をしっかりと確認しておきましょう。

それと、【 27─1−A 】は正しい内容ですが、
選択式で空欄になった部分、今後、択一式で言葉を替えて誤りとするような出題も
あり得ます。
たとえば、
「労働条件は、労働者がその能力を有効に発揮するための必要を充たすべきもので
なければならない」
なんて出題してくることが考えられます。
「その能力を有効に発揮する」という部分が誤りですが、これは、【 19─選択 】の
選択肢に置かれていたものです。

基本中の基本なので間違えないとは思いますが、
正確に押さえておきましょう。


 

平成27年−労働一般−選択「M宇カーブ」

  • 2015.09.18 Friday
  • 05:00
今回は、平成27年−労働一般−選択「M宇カーブ」です。


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我が国の就業・不就業の実態を調べた「就業構造基本調査(総務省)」をみると、
平成24年の男性の年齢別有業率は、すべての年齢階級で低下した。同年の女性に
ついては、M宇カーブの底が平成19年に比べて( E )。


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「M宇カーブ」に関する問題です。


次の問題をみてください。


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【 25−3−B 】

女性の年齢階級別労働力率は、その形状から、M字カーブと呼ばれているが、
有配偶者の労働力率が上昇してきたことが寄与して、M字のカーブが以前に
比べ浅くなっている。


【 21−4−B 】

働く女性の実情では、平成20年の女性の労働力率を年齢階級別にみると、
25〜29歳(76.1%)と45〜49歳(75.5%)を左右のピークとするM字型
カーブを描いているが、M字型の底は昭和54年に25〜29歳から30〜34
歳に移動して以来30〜34歳となっていたが、比較可能な昭和43年以降
初めて35〜39歳となった、とし、また、M字型の底の値は前年に比べ上昇
した、としている。


【 12−3−B 】

我が国の女性労働力率を年齢階級別にみると、出産・育児期に低下し、育児
終了後に高まるという傾向がみられ、M字型カーブを描くといわれる。M字
型カーブが示すピークとピークの間の年齢階級で最も労働力率が低くなるの
は1990年代では25〜29歳階級である。


【 11−5−B 】

女性の就業意欲の高まり、サービス産業化等を背景に女性の職場進出が進ん
でおり、女性の労働力率は昭和50年の45.7%から平成9年は50.4%に上昇
しているが、年齢階級別にみると、出産・育児期に当たる30〜34歳層では、
この間、労働力率は横ばいとなっている。


【 10−記述 】

( A )は、( A )=就業者数+完全失業者数/15歳以上人口によって
計算されるが、我が国の女性の( A )を年齢階級別にみると、出産・育児
期の年齢層で低下した後再び上昇するという、いわゆる( B )カーブを
描いている。


【 17−選択 】

1 我が国の女性の労働力率を縦軸にし、年齢階級を横軸にして描画すると、
あるローマ字の型に似ており、我が国の女性の労働力率は( A )字型
カーブを描くと言われている。平成16年の我が国の女性の労働力率を、年齢
階級別に描いてみると、25〜29歳層と( B )歳層が左右のピークと
なり、30〜34歳層がボトムとなっている。
2 日本の女性の労働力率が特徴的なのは、アメリカ、フランス、イタリア、
ドイツ、スウェーデンの女性の年齢階級別の労働力率が描くカーブが日本
の男性のそれと同じような概ね( C )型の形状となっているからで
ある。また、( A )字型カーブのボトムの位置を、長期的に時系列比較
をしてみると、( D )に移動している。


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近年の少子化の問題との関係から、この数値というのは、現代社会においては、
かなり重要な数値ではと思うんですよね。
ですので、試験にもたびたび出題されています。
労働経済の中では、最も出題されているものの1つといえます。


まず、答えは次のとおりです。

【 27−選択 】
A:30〜34歳から35〜39歳に移行した

【 25−3−B 】:正しい。

【 21−4−B 】:正しい。

【 12−3−B 】:誤り。女性の年齢階級別労働力率のM字型カーブにおいて
最も労働力率が低くなる部分は、1990年代においては、30〜34歳層でした。

【 11−5−B 】:誤り。30〜34歳層の労働力率は、昭和50年の43.9%から
平成9年には56.2%と大きく上昇しています。

【 10−記述 】
A:労働力率 B:M字型(又は「M字」)

【 17−選択 】
A:M B:45〜49
C:台形 B:上向き

すべて女性の年齢階級別労働力率に着目した問題で、M字型カーブに関連
する出題ですね。
女性の労働力率については、結婚・出産期に当たる年代にいったん低下し、
育児が落ち着いた時期に再び上昇するという傾向があり、それを線で描くと
「M」に似た曲線となるため、M字型カーブと言われています。

そこで、この女性の年齢階級別労働力率については、
まず、「M字型カーブ」という言葉を知っておくことが基本です。

その上で、どの年齢階層がM字の底になっているのかを押さえます。
この点については、平成20年労働力調査以降、M字型の底が35〜39歳層に
移っています。この年齢階層が変わったタイミングで、すぐに【 21−4−B 】
で出題されています。
【 27−選択 】でも、この点を論点にしているといえます。

さらに、その底が浅くなってきているという点、これも押さえておきましょう。


 

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