平成23年−安衛法問9−B「臨時の健康診断」
- 2011.11.25 Friday
- 06:05
今回は、平成23年−安衛法問9−B「臨時の健康診断」です。
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都道府県労働局長は、労働安全衛生法第66条の規定により、労働者の
健康を保持するため必要があると認めるときは、労働衛生指導医の意見
に基づき、実施すべき健康診断の項目、健康診断を受けるべき労働者の
範囲その他必要な事項を記載した文書により、事業者に対し、臨時の
健康診断の実施その他必要な事項を指示することができる。
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「臨時の健康診断」に関する出題です。
まずは、次の問題をみてください。
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【1−10−D[改題]】
都道府県労働局長は、労働者の健康を保持するため必要があると認める
ときは、労働衛生指導医の意見に基づき、事業者に対し、臨時の健康診断
の実施その他必要な事項を指示することができる。
【14−選択】
労働安全衛生法では、( D )は、労働者の健康を保持するため必要がある
と認めるときは、( E )の意見に基づき、事業者に対し、実施すべき健康
診断の項目、健康診断を受けるべき労働者の範囲その他必要な事項を記載した
文書により、臨時の健康診断の実施その他必要な事項を指示することができる
旨の規定が置かれているが、この規定は、最近では、過重労働による健康障害
防止のための総合対策においても取り上げられている。
【8−記述】
都道府県労働局長は、労働者の健康を保持するため必要があると認める
ときは、( D )の意見に基づき、厚生労働省令で定めるところにより
事業者に対し、臨時の健康診断の実施その他必要な事項を指示すること
ができる。
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臨時の健康診断に関しては、ご覧のとおり、
択一式では、平成になって2度目の出題と、出題頻度は高くありません。
しかし、記述式・選択式で2度出題されています!
ですから、この規定は、択一式の対策だけでなく、選択式の対策も
しっかりとしておく必要がある規定です。
そこで、記述式・選択式の答えですが
【14−選択】
D:都道府県労働局長
E:労働衛生指導医
【8−記述】
D:労働衛生指導医
です。
択一式の2問は、いずれも正しいですが、
記述式・選択式で空欄となっている箇所、
ここが、択一式でも論点にされる可能性があります。
たとえば、
「都道府県労働局長」を「労働基準監督署長」に置き換えたり、
「労働衛生指導医」を「産業医」に置き換えたりして、
誤りとするなんてことが考えられます。
行政官職名などは、論点にされやすい箇所ですから、
出題されたとき、間違えないようにしましょう。